韓国の大手銀行、韓美(ハンミ)銀行とハナ銀行が早ければ今週末に合併を発表する見込みだ。
朝興(チョフン)・外換(ウェファン)銀行も金融監督委員会から経営改善計画について「条件付き自力生存(承認)」を受けており、ほかの銀行との合併を通じて独自生存を求めている模様。
経営改善計画の承認を受けていないハンビッ、平和(ピョンウァ)、光州(グァンジュ)、済州(チェジュ)銀行は、金融持主会社として統合されるなど、銀行構造調整(リストラ)が本格化している。
金融監督委員会は8日、臨時会議を開き銀行経営評価委員会(委員長、キム・ビョンジュウ・西江大教授)が6銀行に対する調査結果の審議後、このように決定したとされる。
金融監督委員会は「朝興、外換銀行は企業整理などにそって不良要因が多少あったが、増資計画などが順調に進む場合、国際決済銀行(BIS)に基づいた自己資本比率が10%を超えることから、経営改善計画を承認した」と明らかにした。直ちに有償増資などを通じて資本金拡張、不良債券整理、内部経営合理化、収益性向上などの自力更生計画を追加で提出しなければならないという条件付きである。
ハンビッ、平和、光州、済州銀行の4ヵ銀行に対しては、経営改善計画に実現可能性がないと判断、承認しなかった。この4ヵ銀行は、22日まで修正経営改善計画を提出しなければならない。この4ヵ銀行に投入される公的資金は、6兆ウォンにのぼり、当初の見通しよりも1兆7500億ウォン増加すると分析されている。
ホン・チャンソン記者 hcs@donga.com