大韓赤十字社は13日、第2次離散家族相互訪問(11月30日-12月2日)に向けて人選委員会を開き、平壌へ向かう離散家族100人を選んだことから、18日に板門店の接触を通じて北朝鮮側の離散家族相互訪問団の名簿と相互交換する予定だ。
人選委員長の朴基崘(パク・キリュン)大韓赤十字社の事務総長は、12人による人選委員会で親子、兄弟姉妹、3親等以上の親戚の生存者など高齢者の順番に沿った原則に踏まえて、訪朝対象者を選定し個別に通知したと明らかにした。
人選委は、この原則に踏まえて北朝鮮に子女が生きていることが確認された最高齢者のユ・ドヒ(100、江原道原州)氏をはじめ、親子や兄弟姉妹が生存していると確認された98人と親戚の生存が確認された人のうち、最高齢者の安真三(アン・ジンサム91)氏など99人を訪朝対象者として選定した。
人選位はまた、第1次訪問の際、109歳の老母が生きていると知られていたが、後から死亡が確認された張二允(ジャン・イユン72)氏に訪朝を譲った禹元亨(ウ・ウォンヒョン65)氏を第2次離散家族訪問団に含め、総100人の訪問団を構成した。
訪問団のうち、男子は74人、女子は26人。年齢別には、100歳以上が1名▽90〜99歳が3名▽80〜89歳が28名▽70〜79歳が67名▽69歳以下が1名ーーとなっている。
出身地域別には、黄海(ファンへ)道出身が28名で最も多く、次いで平安(ピョンアン)南道(29名)、咸鏡(ハムギョン)南道(16名)、平安北道(11名)の順で、居住地別にはソウル・京畿地域がそれぞれ36名と22名で半分以上を占め、仁川(インチョン・16名)、釜山(プサン・8名)、大田(デジョン・5名)、忠清南道(チュンチョンナムド・3名)となった。
朴事務総長は「選定者のうち、個人的な事情によって北朝鮮訪問を諦める場合、25名の待機者のうち、優先順位に基づき訪問団に含める方針だ」と明らかにした。