米国証券市場急落の影響により、韓国を含めアジアの証券市場が相次いで暴落した。現代(ヒュンダイ)建設の今回の事態に対する展望の明暗が分かれ、現代グループ系列会社の株価は銘柄別に騰落が交差した。
13日株式市場では、総合株価指数が26.24ポイント(4.64%)下落し、538.94で取引を終えた。コスダック指数も前日より2.76ポイント(3.14%)落ち、78.07で大引けとなった。
この日、株価は開場時、米国ナスダック指数が大統領選挙後の後遺症とハイテク株の暴落により、年内最安値に下落したというニュースと、現代建設流動性問題が再び浮上し、指数550のラインを割ったまま始まった。外国人投資家はこの日、12月の先物に対し4800契約を超える売りを記録、現物市場の株価暴落を触発した。先物の劣勢によりプログラムの売りが大規模に流れ出て、それにつられる形で下落幅が大きくなった。
この日、日本の日経指数が2.16%、香港のハンセン指数が3.40%、台湾の加権指数が4.85%、シンガポールのストレート指数が2.11%下落するなど、アジア株式市場が米国証券市場の急落により煽りを受けた。
現代グループ系列会社の株価は、今回の経営危機解決に対する期待と失望が交差し、一日中騰落を繰り返した。現代建設は瑞山(ソサン)農場売却に対する期待感が高まり、11%以上上昇する勢いを見せた反面、現代電子は、外国人投資家の集中的な売り攻勢により劣勢を免れられなかった。
外国人投資家はこの日、44億ウォン相当を買収、11日間連続で「買い行進」を続けている。
株価が上がった品目は、ストップ高28銘柄など175個にとどまった一方、下がった銘柄はストップ安5銘柄など645銘柄に達した。
KTB資産運用のジャン・インファン社長は「当分、米国証券市場の騰落が国内の市場に非常に大きな影響を及ぼすだろう」とし、しばらくは調整の可能性に比重を置いた。