北朝鮮は14日(火曜日)、「韓国の海軍の戦闘艦艇が北朝鮮の領海に不法侵犯した」と主張した。
北朝鮮の朝鮮中央通信はこの日午後11時半ごろ、緊急報道を通じて「韓国の海軍戦闘艦艇4隻が14日午前8時30分、漁船に取り囲まれてジャンサンゴッ(北朝鮮西南地域)の西側の北朝鮮領海に侵犯した」とし、「北朝鮮の海軍警備艇が緊急出動した事により、漁船らを保護した後、戦闘態勢を取った」と主張した。
中央通信は次いで「ベクリョン島の水域で待機していた韓国海軍戦闘艦艇3隻が隙を狙ってわが(北朝鮮)領海を侵犯したが、わが海軍警備艇が迅速なる対策を講じるや否や南(韓国)側に逃げていった」とし「西海上でのこうした事態は、昨年6月の『西海事件』を彷彿させる」と報じた。
同通信は「北朝鮮を反対するこうした軍事的な挑発行為は、最近の発展していく南北関係を逆転させようとする韓国軍部の故意的で、計画的な策動としか考えられない。韓国軍部当局者は西海上で敢行した軍事的な挑発策動における否定的な結果について、全ての責任を取らなければならない」と警告した。
これについて韓国の合同参謀本部は「北朝鮮が主張するような事実は全くなかった」とこれを否定した。