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国債補償キャンペーンの趣旨書の元本、初めて発見

国債補償キャンペーンの趣旨書の元本、初めて発見

Posted November. 22, 2000 12:48,   

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1907年、全国的に展開された国債補償キャンペーンの趣旨書の元本が初めて見付かった。チョフン(朝興)銀行は、「最近あるコレクターから、国債補償キャンペーンの趣旨書と通文、公函(過去に公務で往来した書信)、領収証などの元本を購入し、ソウル中区のテピョンロにある金融博物館に展示している」と21日、発表した。

国債補償キャンペーンの関連資料の内容は当時、大韓毎日新報やファンソン新聞、帝国新聞などの記事で知られてはいるが、趣旨書と通文、公函の元本が確認されたのは今回が初めてである。

趣旨書には「無能な政府に国家の存亡を任せるのではなく、国民が一致団結し、国債補償キャンペーンを繰り広げ、国家主権と国民主権を取り戻そう」という内容が書いてある。漢字で書かれているこの趣旨書は、25×144cmの大きさで、裏面がひどく痛んでおり、どこで誰が作成したかは確認できなかった。

1908年作成された通文は、キョンサンナムド(慶尚南道)愛国補償所の組織編成と規則を知らせる内容で、国債補償キャンペーンが地方でも組織的に展開されている事が確認できる史料である。

1907年作成された公函である義捐所公函回答は、地方の洞里(ドンリ・村)で市郡の義捐所に国債補償キャンペーンに関する内容を公文の形で答えた文書である。当時、国債補償キャンペーンの下部組織の存在をも人目で分かる文書である。

領収証は、これまで1枚が確認されているが、今回新たに見付かった領収証は、1908年4月に作成されたもので、領収者が発起人となっている点が異彩だ。



李光杓(イ・グワンピョ)記者 kplee@donga.com