Go to contents

[社説] 民主党の刷新、早いほど良い

Posted November. 28, 2000 19:26,   

한국어

執権与党である民主党の内部が騒がしい。党の刷新問題に対する論争が起こりつつあるためだ。党に変化が必要だということは徐英勲(ソ・ヨンフン)代表をはじめとし、党の指導部でも大方同意しているらしい。しかし党の刷新論や指導部の責任論が提起されることには不満をあらわにしている。

今日、帰国予定の金大中(キム・デジュン)大統領が党内外で提議されている党政刷新論に対してどうのような反応を見せるか注目される。

結論から言わせてもらえば、民主党の刷新は早ければ早いほどいいというのが我々の見解だ。何よりも検察の首脳部に対する弾劾案を圧力で阻止した現指導部は責任を取って退くべきだろう。「議員総会で議員らの総意を得て決定された事項であるため我々は筋合いはない」というのは与党指導部の名分にはならない。弾劾案の圧力による阻止が、執権与党に対する国民の信頼を落とした反議会的な姿だというのが一般的な世論であるなら、党の指導部はその結果に対する責任を負うべきであろう。

民主党内部に不満の声が高いのは今日に至ったことではない。無所信、無対策、無能力の3無政党ではないかという自嘲的な空気は既にだいぶ前からあった。半世紀ぶりの政権交代により執権党になったとはいえ、今の与党が政党としての自律性に基づいて政党政治を行ってきたとは言いがたい。党内でさえも青瓦台(チョンワデ・大統領府)の補助物にすぎないという不満と自責の声が絶えない。

去る8月末の全党大会が、党にとっては革新できる決定的なチャンスだった。しかし金大統領はいわゆる‘トンキョ(東橋)洞系の第1線配置’を固守した。7名の最高委員を党内の予備選挙を通して選出したが、彼らは予想通り、名ばかりの最高委員であった。党は活力を取り戻せず、無気力感に陥り、内部における不満は募るばかりだった。

最近、金元基(キム・ウォンギ)党顧問が金大統領に「国政運営の主導権を握るなら再執権に対する執着を捨てるべきだ」と苦い一言を言い放ったのもこのような党内の不満および危機感から出たものだろう。

なら、より急ぐべきだ。民主党の大幅刷新は早ければ早いほど良いだろう。党の総裁である金大統領は執権与党を生かすための決断を下ろすべきだ。民主党を自生力のある政党へと仕立てなければならない。この問題は現在の国政危機を克服するためにもこれ以上先送りしてはならない課題であることを認めるべきだ。金大統領は党を生かすためなら総裁を辞める覚悟も必要だろう。