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信用金庫に1兆ウォン支援

Posted December. 11, 2000 10:52,   

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韓国国内で第2位規模の相互信用金庫である東亜(ドンア)信用金庫が営業停止を受けたことから、金庫界において預金引き出しのドミノ現象が懸念される中、こうした状況に備え政府は緊急対策を設ける方針だ。

東亜金庫が9日、営業停止されたのに次ぎ、国際決済銀行(BIS)基準の自己資本比率がマイナスの状態へと落ちた蔚山(ウルサン)金庫も不良与信累積ということで、11日午前9時半から営業停止された。

政府は10日、金庫界に1兆ウォンの資金を緊急支援することを柱とする相互信用金庫の安定化に向けた対策を発表した。

金融監督院は金庫に対する資金を追加で供給するため、現在推進している資産管理公社の金庫不良債券の買入分に対して、できる限り早く代金を支払うようにした一方、不良債券の売買を3000億〜4000億ウォンまで増やす方針を明らかにした。

また、金庫連合会の保有資産を担保とする信用金庫は、国民銀行や韓美銀行とのクレジットラインを設定し、借入の限度(現在1800億ウォン)を5000億ウォンまで増加させる計画。金庫の貸出、債券などを担保とする銀行への資金支援も、約1000億ウォンまで拡大させるという。

金融監督院は預金者を保護するため、営業停止中にも支払える預金の範囲に対して、現行100万ウォンから500万ウォン前後まで増やす方案を預金保険公社と協議中であることを明らかにした。