民族和解協力凡国民協議会(常任議長・韓完相・ハン・ウァンサン)の主催で13日、ソウル汝矣島(ヨイド)所在の63ビルで開かれた`第1回民和協招請南南対話'は、6・15共同宣言以降の北朝鮮の変化ぶりについての進歩と保守勢力間の視覚の差を克明に露呈した場となった。
同日の集いには、進歩側から民主労動党、民主主義民族統一全国聯合が、保守側からは自由総聯盟、大韓傷痍軍警会の代表など20人余りが参加した。
進歩陣営の李長煕(イ・ジャンヒ)外国語大学教授は基調問題提起で「韓国の保守冷戦勢力は愛国主義も民族主義も無しにもっぱら反共というカタナで自分の既得権を死守しようとする」としつつ「冷戦勢力は北朝鮮の変化基準として、北朝鮮が自己体制や理念を完全に放棄し、白旗を上げて降伏することを要求しているようだが、このままで行けば戦争のほかない」と主張した。
一方、保守陣営の問題提起者であった張秀根(チャン・スグン)自由総連盟研究室長は「6・15共同宣言の足りないところを指摘するか北朝鮮への批判を加えると、頭ごしに‘反統一’、‘守旧反動’、‘冷戦主義者’と決めつけてしまう。もちろん、統一が民族課題ではあるが、民族史の正統性や自由民主主義の犠牲の伴う統一はむしろ禍に過ぎないだけだ」と反駁した。
討論で、保守陣営は北朝鮮の変化への綿密な分析を通じた対処を、進歩陣営は北朝鮮との和解協力の拡大を主張し合った。