Go to contents

‘射撃の妖精’カン・チョヨン、「大人は信じられません」

‘射撃の妖精’カン・チョヨン、「大人は信じられません」

Posted December. 15, 2000 19:37,   

한국어

シドニー五輪の‘射撃の妖精’カン・チョヨンさん(18・ユソン女子高3年)から最近「大人は信じられない」という表現をよく聞く。

五輪の直後、進路について悩んでいるカンさんに大田(デジョン)地域の機関と企業らは先を争って‘大田残留’を強く要請しながら多くのメリットを約束すると言ったが時間が経つにつれ、うやむやになりつつある。

当初、カンさんはソウルの実業団に入り、お金を稼いで夜間大学に通いながら母親の面倒を見ようと考えていた。しかしカンさんは‘大田残留’を条件にハンファ流通のギャラリア百貨店が射撃チームを創り、大田市と大田市教育庁が新たな射撃場を建てると約束すると悩んだ末に条件を受け入れた。

しかし当初の約束とは異なり、実業団チームはまだ創られもせず、規模もむしろ縮小した。

カンさんは「ガンの撃ち方から五輪の銀メタルをとる瞬間までいつも一緒だったカン・ジェギュ監督と一緒に移りたかったが全てが水の泡となった」と語った。実業団チームの創団が当初予定の今年10月から来年の1月に先延ばしになった上に、規模も監督とコーチ各1名、選手6〜7名からコーチ1名に、選手も2〜4名程度になったため、「優秀な選手たちと練習したい」という夢も叶えそうにない。

カンさんは14日、体育特技生として忠南(チュンナン)大学に入学願書を出しながらも、表情は明るくなかった。