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接点を見いだした南北閣僚級会談

Posted December. 15, 2000 12:22,   

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`主導権争い'で一貫してきた第4回南北閣僚級会談は、会談の二日目である14日午後、第3回全体会議で妥結への糸口を見いだした。雰囲気の反転を反映するかように、北朝鮮は南北経済協力などの具体的な対朝支援の要請を非公式に提案したという。北朝鮮の提案した南北交流協力事業は△対朝電力支援△南北漁業協力△テコンドー(韓国の伝統武術)交流などの3つ。

北朝鮮が9月第3回閣僚会談で提起した200万kwの対朝電力支援を改めて要請してきたことは、それだけ電力事情がせっぱ詰まっているためだと見られる。北朝鮮の代表的な水風発電所(70万kw)さえも施設が老朽化したため、基本生産能力の30〜40%しか発電できずにいるが、これさえも改補修の費用がないために共同運営する中国側が90%を持っていくといった状況が、北朝鮮のせっぱ詰まった事情を如実に物語っている。

北朝鮮が電力支援を改めて要請してきたのは、韓国側の雰囲気を点検するためのものと見られる。韓国政府が最近、経済不況と`何でも受容する'対朝支援に対する国民の反対世論などを勘案して、北朝鮮の電力支援要請を続けて拒否する場合、北朝鮮の経済回復にもハードルになりかねないとの判断の下、このほど改めて韓国の反応を探ってみたとの解釈だ。

北朝鮮が特定漁場での漁業協力問題を提起したことは、今年2月、韓国側の全国漁民総連合会(全漁総)と北朝鮮側の民族経済協力連合会がウォンサン(元山)市のウンドク漁場で共同漁労作業に合意した前例があるため、見通しが明るい。

テコンドーの交流は、南北間の異質化が深刻になる前に統合する必要性を強調したものと見られると、会談関係者らは口をそろえる。13日、韓国代表団の参観場所にピョンヤン(平壌)の青春通りのテコンドー殿堂が含まれたのも同提案との関連があるものと見られる。