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大手グループ、新年の「キーワード」

Posted December. 15, 2000 11:54,   

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‘堅実経営’‘新樹種事業(未来に備えた新規戦略事業)’‘オンラインとオフラインの結合’。これらは皆2001年を迎える大手グループのキーワードである。それぞれのグループの新年の経営ポイントもそれほど変わらない。

◇現金が最高

堅実経営をもっとも強調しているのはヒュンダイ(現代)、LG、コーロン。ヒュンダイは堅実経営のレベルを超え、来年も強度の高い構造調整作業が必要な模様だ。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)向けの事業は、日本から大規模な投資を誘致するまではブレーキをかけなければならない。

コーロンは、系列会社の事業を綿密に分析し、28の事業部署のうち、重なる部門や見通しの明るくない事業は整理する方針だ。情報通信分野に大規模な投資を予定しているLGは、他の事業部門への固定投資を最小限に維持し、現金の流れをもっとも重視する方針だ。

◇未来戦略

既存の中核事業の力量を強化するサムスン(三星)、コーロン、ヒュンダイ・キア(起亜)自動車、そして新たな領域に挑戦するロッテ、ドゥサン(斗山)、ポハン製鉄に分けられる。

サムンス経済研究所のユ・ハンホ博士は「『選択と傾斜』という言葉が示すように、中核事業の力量は強化し、それと関係のない事業は思い切って、片づける戦略が必要だ。サムスン電子は非メモリー半導体の無線インターネット市場に大規模な投資を計画しているようだ」と述べた。サムスンは別当にバイオ会社を設立しようとしたが、その計画を先送りした。投資費用の回収に長期間がかかる事業に、大規模の投資をするには経済環境が不安だと判断したのである。

ヒュンダイ・キア自動車の選択の幅はもっと狭い。グローバル化競争に追いつくためには、戦略的提携、海外市場の拡大、電子商取引などによる部品調達に集中しなければならない。

一方、堅実経営が体質化したロッテと早くから構造調整をしてきたドゥサンは、新年にはアクセルを踏む模様だ。ドゥサンはすでに新しい事業として、韓国重工業を買収し、グループの中核産業を消費財部門から資本財部門に替える実験を始めた。ロッテはホームショッピングメーカを買収し、コンビニの拡大など新規投資を大幅拡大する計画だ。

ポハン(浦港)製鉄は、未来の有望産業として情報通信と環境産業に進出するとされる。SKとLGは、当分は情報通信産業に集中する見通しだ。

◇伝統産業のeビジネス化

今や、企業はインターネットを新たに利益をもたらしてくれる事業ではない、購入や製造、流通、販売など企業のあらゆる活動に必要な手段として考えている。まるで空気のような存在だ。各グループは、企業間(B2B)電子商取引に全力を注いでいる。SKとコーロンはベンチャー事業への投資も引き続き行う方針だ。業界はイ・ゴンヒ(李健熙)サムスン会長の息子であるイ・ゼヨンさんが率いるe-サムスンがどんな戦略を繰り広げるか注目している。



李炳奇(イ・ビョンギ)記者 eye@donga.com