韓国通信、KBS、MBC、SBS等が参与したコンソーシアム韓国デジタル衛星放送(KDB)が、衛星放送事業権を獲得した。金政起(キム・ジョンギ)放送委員長は19日(火曜日)に記者会見を開き、「衛星放送事業申請書を提出したKDBと韓国衛星放送(KSB)の事業計画書や聴聞資料等を比較審査した結果、KDBが事業者として選定された」と発表した。KDBは1000点満点で754.6点を獲得、727.14点のKSBを27.46点差で退けた。各界の専門家14人で構成された審査委員団の評価の結果、KDBは6部門の審査基準のうち、財政的能力で8.07点リードしたのをはじめ、チャンネル構成、運用計画の適正性などの残りの5部門でも1.27〜5.01点ずつKSBを上回った。
KDBは来年7月からの試験放送を経て、10月頃に74チャンネルの本格的な衛星放送を開始し、2005年までにチャンネル数を114まで増やす計画であると発表した。160の企業が参加したKDBコンソーシアムは、初期資本金3000億ウォン、韓国通信が18%(韓通フリーテルの3%を含む)で最大株主となり、KBS(10%)、MBC(6%)、SBS(3.2%)など国内地上波放送局や、イルジン(6%)、米国の衛星放送社エコスター(5%)などが主要株主だ。これで今後衛星放送運営では韓国通信とKBSが絶対的な影響力を行使するものと思われる。