Go to contents

ノーベル平和賞100年展

Posted December. 21, 2000 12:39,   

한국어

「20世紀に起こった戦争の惨状を振り返り、来る21世紀には永遠なる平和を・・・」

1901年に国際赤十字社を創設したアンリ・ドナンが初めての受賞者として選定されて以来、2000年代の初年には金大中(キム・デジュン)大統領に栄誉をもたらしたノーベル平和賞。

この賞が人類に呼び掛けるメッセージを、各種の展示物を通じて感じられる`ノーベル平和賞100年展'(ノーベル平和賞100年展推進委員会の主催・www.nobel100.co.kr)が22日から2001年1月26日までソウル江南(カンナン)区サンソン(三成)洞所在のコエックス(COEX)の大西洋館で開かれる。

スウェーデンのノーベル博物館、アメリカのシカゴ平和博物館とミズーリ州の子供平和博物館、イギリスのブレッドフォード博物館などに所蔵されていた160点余りが韓国に移され、7つのテーマ館に分けられて展示される。

第1館では、ノーベルが実際に使っていた研究器具の20点余りと彼が開発したダイナマイトなどが観覧できる。ここから長さ8mの薄暗いトンネルを通ると、第2次世界大戦、韓国戦争、ベトナム戦争など20世紀に勃発した戦争の映像を5分間上映する第2館に出る。

第3館にはノーベル平和賞の受賞者のうち、アンリ・ドナン、アルベルト・シューバイチャー、マーティン・ルーターキング牧師、金大中大統領など、22人の一代記や遺品、救護物品などが展示された。

ノーベル平和賞の受賞式場であるノルウェー・オスロ市役所の受賞台のミニアチュアが第4館に設置された。また、平和を念願する有名人事の語録集、パズルゲームなどを通じた平和体験場、広島原爆目撃者の美術作品20数点の展示会、銃器による犠牲者114人の被害の経緯や写真などが第5〜7館に展示してある。第6館では世界各国から収集した銃器類7000点余りを刑務所の模様に仕立て作品化した。

ノーベル平和賞100年展推進委の共同委員長であるキム・スファン(金壽煥)枢機卿は「葛藤と反目が続くこの時代に要求されるのは、お互い信じ合い、危害を加えないで生きていくといった生活していく上での平和です。人類に平和への献身ができるように激励するノーベル平和賞の崇高なメッセージを吟味するための展示会です」と述べた。観覧料は、一般5000ウォン、小中高校生3000ウォン。02ー511ー9961



朴喜梯(パク・ヒジェ)記者 min07@donga.com