フリーダムハウス:北朝鮮の人権最悪

フリーダムハウスは２０日、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）は基本的な自由すら弾圧されており、人権と民主化の面で最悪の国家であると、米国の人権擁護団体であるフリーダムハウスが発表した。

フリーダムハウスはこの日、報告書を通じて、北朝鮮をはじめキューバ、アフガニスタン、ミャンマー、チベット、チェチェン、イラク、リビアなどの11ヵ国を最悪の国家に選定した。

1981年以降、毎年、世界各国の人権状況を評価してきたこの団体は、世界192ヵ国を、自由国家(86ヵ国)、部分的な自由国家(59ヵ国)、一切自由のない国家(49ヵ国)に分類した。

総合評点1.0〜3.0は自由国家、3.0〜5.5は部分的自由国家、5.5〜7.0は全く自由のない国家だが、韓国は2.0、北朝鮮は7.0という結果が出た。

この報告書では「1990〜98年の自由国家は平均2.56%の経済成長を果たしているが、これは全く自由のない国家の平均成長率に比べ、約70%ほど高いものである」とし、「これは人権と民主化が経済成長を促進する主要要因であることを示している」と指摘した。