ハンナラ党の李會昌総裁は21日、クリントン米大統領の来年初めの訪朝の動きと関連して、「任期をわずか2ヶ月しか残していないクリントン政権は、朝・米接触を無理に急ぐより、次期政権に任せる方が理にかなっている」と述べ、北朝鮮訪問反対の立場を明らかにした。
李総裁はこの日、ソウルのロッテホテルで開かれた6.25(朝鮮戦争)参戦小隊長出身者350名を対象にした特別講演で、「政府は、朝・米間の修好さえなされればすべてのことは解決するというように、米国の後押しをしているが、北朝鮮の軍事的脅威が完全に解決されていない状況で、朝・米関係が正常化された場合、朝鮮半島の安定が大きく崩される」とこのように語った。彼はまた△先平和共存、後統一△韓米同盟と駐韓米軍を基軸にした対北抑止力維持△対北次元及び、南北経済協力を北朝鮮内部の変化と連携させる戦略的相互主義△南北間の会談と東北アジア多国間安保対話体の並行推進等、朝鮮半島の平和統一のための10大構想を明らかにした。