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クリントン訪朝、世論の反対で混迷

Posted December. 22, 2000 18:52,   

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クリントン米大統領が来年1月20日の退任前に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を訪問する問題をなかなか決定できず、検討を重ねている。クリントン大統領は、朝米間の最大懸案である北朝鮮ミサイル問題を解決するため平壌(ピョンヤン)を訪問、金正日(キム・ジョンイル)総書記と直談判を行う方案を執拗に推し進めているが、世論の反対が厳しく、苦心している。

クリントン大統領が、19日ホワイトハウスを訪問したブッシュ次期大統領と訪朝問題を協議した時は、彼の平壌(ピョンヤン)訪問が今すぐ行われるかのようであったが、訪朝の発表が遅れ、再び懐疑論が頭をもたげている。

ワシントンのある外交筋は21日、「時間が経つほどクリントン大統領の訪朝は難しくなる」とし、「訪朝準備にかかる時間などを考慮してみると、諸般の条件のため、訪朝は事実上難しいと見られる」と語った。彼は、前日までは訪朝の可能性が高いと予想していた。

しかし、オルブライド米国務長官がこの日AP通信との会見で、「クリントン大統領は訪朝を引き続き検討している」とし、「北朝鮮は、民間人工衛星発射を我々が代行する代わりに、追加的にミサイル発射実験と生産、輸出を制限する可能性がとても高い」と語った。

問題は、北朝鮮が米国の提示したそのようなミサイル解決法に同意するか否かが依然として霧に包まれている点である。最大の懸案であるミサイル問題が解決するという保障が無い状態で、クリントン大統領が世論と次期共和党政権の反対を押し切り、訪朝を強行するのは難しい。



韓起興(ハン・キフン)記者 eligius@donga.com