クリントン米大統領が、老斤里(ノグンリ)民間人射殺事件と関連して、直接遺憾の意を表明することで韓米両国の間で原則的に合意がなされたものと27日伝えられた。
政府当局者は「クリントン大統領が遺憾の意を表明するという原則に、米国も事実上同意したと聞いている」と述べ、「しかし彼が、テレビを通じて直接遺憾の意を表明するかについては米国側の最終回答を待っており、肯定的な結果を期待している」と語った。
これと関連して韓国側は、クリントン大統領がテレビ等を通じて直接謝罪することを要求している反面、米国側は、謝罪ではない遺憾の意を大統領名義の声明書等の文書で発表する形式を考慮しているものと見られる。
一方、被害者の補償及び、賠償問題に関しては米国が、司法の結果によって解決されなければならないという主張を展開しており、政府は来月中旬に公開される予定の共同発表文に、被害者たちの法的対応の根拠になる内容を最大限含ませる方針だと伝えられている。
夫亨權(ブ・ヒョンゴン)記者 bookum90@donga.com