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民選区長の自己告白書

Posted December. 27, 2000 12:37,   

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民選であるソウル・ソンドン(城東)区の高在得(コ・ゼトク・54才)ソンドン区長が誕生5年目を迎えた自治行政について`告白聖事'を行なった。

彼が‘資料’として配った自己批判文は、「これは間違っています」から始まり、民選行政部の恥というべき所を自ら記している。

代表的な事例は、人気取りの気前的な行事が増えたこと。民選体制の始まる直前であった1994年、ソンドン区の区民への表彰状の授与件数が410件だったのに反して、今年は1300件で3倍以上も増えたのだ。各種の行事と事業の広報用垂れ幕の購入件数も1994年の94件から今年は174件で85.1%増加した。製作費用で言うと233%も急騰したわけである。高区長は「垂れ幕の色などが多様化するにつれて製作費用は大幅増えていく傾向がある」と説明した。

不法行為に対する対応も問題点として指摘された。次期を意識せざるを得ない区長としては`住民の反発=減票の要因’としか思えないためである。

住民の反発の激しい不法な駐停車への取締り件数も6年ぶりに32.5%も減少した。同期間、ソンドン区だけでも自動車の登録台数が1万6850台も増えたことを勘案すると、‘緩い取締り’の程度を如実に表している。

同期間、各種の無許可建物も15.6%、不法路店などは81.7%ずつ増えていた。突然おとずれた経済危機が主要な原因ではあったが、集団反発を買わずに‘両方共に利得となり得るよう’物事を進めようとする区役所側の出方も影響を及ぼしたというのが正直なところだろう。全体店舗数が増加している環境衛生店舗に対する行政処分の件数が6年ぶりに却って50.9%も減少したことも、こうした雰囲気と関係があることを認めた。

彼は「自治団体長に対して選出職の維持か、任命職への転換かの論議が取沙汰になっている今、これがどう受け止められるのか心配でならない」と悩みを漏らした。



鄭然旭(ジョン・ヨンウック)記者 jyw11@donga.com