金大中(キム・デジュン)大統領とハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン)総裁は4日(木曜日)の午後、青瓦台(チョンワデ・大統領邸)で与野党間による党首会談を行い、経済事情の悪化と議員の貸し借りなどによる膠着政局の解決策に関して論議する見通しだ。
李総裁は会談において、金大統領の間違った現実認識や政府与党の誤った政策決定、モラルハザード、各種汚職などが経済危機の主な要因であると主張するとされる。
さらに李総裁は議員の貸し借りが民主主義の原則を破った行為だと主張しながら、自民連に入党した議員3名の民主党復帰を求める予定だと権哲賢(クォン・ヒョンチョル)スポークスマンにより伝えられた。
これに対し、金大統領は議員の移籍が望ましいとは言えないが大統領選挙での公約(自民聯との共助)を施行し政局安全のためには不可欠であると説明しながら、野党側の理解を求め、経済難を克服するため、野党に協力を要請する予定だ。
李総裁は3日、国会議員および院外地区党委員長の宴席会議と党3役会議を行った後、党首会談に応じることにした。
権哲賢スポークスマンは「党首会談は、金大統領に議員貸し借り問題に対する弁解の機会を与えるだけだとの声も聞かれるが、それよりも民生の安定、経済を回復させる事により国民を安定させることが最優先だと判断し、党首会談を開くことにした」と明らかにした。
一方、ハンナラ党側は当初予定された夫婦同伴の晩餐ではなく、両総裁が直ちに会談に入りたいと申し出ており、今回の会談も単独会談の形式をもって行われる見通しだ。