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朴鍾哲君14周忌慰霊祭 警察庁で開かれ

Posted January. 12, 2001 18:10,   

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愛する息子が拷問の果てに殺された、その場所を14年ぶりに初めて見る父の目には止めどない涙がこぼれ落ちた。

様々な困難の末、12日(命日は14日)ソウル市南営(ナミョン)洞の警察庁保安部室(旧治安本部遺体安置室)で、故朴鍾哲(パク・チョンチョル)君の14周忌慰霊祭が朴君の父である朴正基(パク・ジョンギ)氏と僧侶3名が参席して開かれた。

拷問の現場(遺体安置室509号)に入るや、朴氏は保存されている調査テーブル、浴槽、便器などをゆっくり見渡した。そして息子の写真と位牌、ろうそく、線香、菊などをそっと置きながら目をじっと閉じた。

慰霊祭を終えた朴氏はその席で、「『鍾哲が生きていたら』という思いがさらに強くなり、父として、鍾哲が死をもって守った良心と志を引き継ぎ、余生を捧げる」と語った。

朴氏はまた、「遺体安置室509号は、我が国の民主化の歴史に大きな教訓を残した重要な場所であるだけに、人権教育の生きた現場として、ずっと保存してほしい」とし、「許可してもらえるなら、毎年命日にはにここを訪れたい」と語った。



李完培(イ・ウァンベ)記者 roryrery@donga.com