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ブッシュ、駐韓米軍縮減を検討

Posted January. 14, 2001 18:20,   

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米国のブッシュ次期大統領は、14日付けのニューヨークタイムズ紙との会見で、「北朝鮮がこれ以上、近隣諸国の脅威とならないと判断された場合、韓国をはじめとする同盟国と協議を行った後、駐韓米軍の縮減を検討する方針だ」と明らかにした。

ブッシュ次期大統領は、「朝鮮半島の緊張が緩和した場合、駐韓米軍を縮減する考えは?」という質問に対し、「韓国政府と協議した後、この問題を検討するつもりだ」とし、「我々は、駐韓米軍が地域の安定に寄与していると見ており、このような現状を変化させるためには同盟国の同意と協議が必要だ」と述べた。

ブッシュ次期大統領が、駐韓米軍の縮減について触れたのは今回が初めてのこと。彼は大統領選挙期間中、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の侵略から韓国を防御することを、朝鮮半島関連の主要公約として掲げていた。

彼はまた、「韓国と日本に米軍を駐屯させることは、中国を牽制する意味があるのでは?」という質問に対して、「米軍が北東アジアの安定に寄与すると見ている」と答えた。

ブッシュ次期大統領は、「クリントン大統領行政府が、北朝鮮と繰り広げてきたミサイル開発及び輸出中断交渉に関しては、北朝鮮との合意がどうであれ、北朝鮮が履行しているかどうかをアメリカが検証できるようにしなければならない」と述べた。

また、「クリントン大統領が、私に対北交渉に関してレクチャーをしてくれた」とし、「私は、食糧を必要としている国家に食糧を提供するというアイデアには肯定的だ」と語った。続けて彼は、「アメリカは、北朝鮮のミサイル問題を解決する方案のひとつとして、食糧の提供を検討している」と明らかにした。



韓起興(ハン・キフン)記者 eligius@donga.com