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北朝鮮の相次いだの交流提議の意味

Posted January. 15, 2001 12:10,   

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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が新年に入り、積極的に南北交流を提議して来ている。政府も「北朝鮮のこのような出方は、南北関係の進展に青信号を灯したことだ」と歓迎し、積極的に対応していく構えだ。

北朝鮮は今年に入って、‘共同社説’や‘2001年大会’などを通じて6・15共同宣言の徹底した履行を強調したことに続いて、予想も出来なかった赤十字会談の今月内の開催、テコンドー師範団の実務接触及び漁業実務者協議会の早期開催など、交流・協力提案を連日のように発表している。

これに対して専門家は、「北朝鮮が、昨年の『総和(事業決算)』の結果、南北関係の改善が全体的に自国にも利益になると判断したからだ」と分析した。

また、保守性のジョージ・W・ブッシュ米行政部の誕生による不安感も少なからず作用したとの分析だ。

ブッシュ行政部の新対朝政策の模索期間を今後の6ヶ月と判断し、朝鮮半島の和解気流は定着済であることを誇示しようとする思惑もあったろう。

性格は違うものの、4日、労働新聞に紹介された金正日(キム・ジョンイル)最高委員の‘新思考’も北朝鮮の積極的な対韓提議を支えている。

新思考論は‘古い観念を棄て、新しい考え方、新しい見方を持つこと’を要求しながら、‘現在の位置から一気に復興したいのなら、普通のスピードでは及ばない’と強調する。

北朝鮮が突然新思考論を主張した背景は明らかではない。‘新思考’が旧ソ連のミハイル・ゴルバチョフ大統領の主唱した‘グラスノスト(改革)’や‘ペレストロイカ(解放)’とは全然意味が違うからである。ただ、自力更生を標榜した過去の枠組みを破り、実用主義路線を慎重に導入するとの信号弾ではないかと専門家は評価する。

また、復興へと跳躍するために新しい速度を要求した件は、北朝鮮の代表的な‘大衆労力動員’である‘千里馬運動’を再解釈しながら、経済建設のための住民の労力動員を一層強化しようとする思惑として解釈される。

イ・ジョンソク世宗(セジョン)研究所の南北関係研究室長は「北朝鮮の新思考は中国型解放政策の長所を評価し、自分なりの措置を取るものと解釈される」と説明した。