小説家の李文烈(イ・ムンヨル)氏が運営する‘負岳文院’が第一回卒業生4人を排出した。個人の事情で中途で辞めた1人を除いた入学生4人が、3年間の精進の末、卒業証書は与えられないものの‘負岳文院の修了生’という初タイトルを手にした。
京畿(キョンギ)道利川(イチョン)市にある‘負岳文院’は、イ・ムンヨルさんが私財で設立した私塾、つまり個人の教育機関である。院生には入学後3年間寝食が提供され、個人の勉強と討論を通じて文学・漢文などの人文学的な素養に励んでもらう。
今回の卒業生の面々は‘第一歩’としては満足のできる水準だ。檀国(タングック)大学国文科を卒業して入院した‘末っ子’のキム・テスさん(28)は、昨年中央文芸誌を通じて登壇した。イ・ギュファさん(29)はまだ実績は無いものの、可能性の豊富な文学の期待株として挙げられる。
文学に対する若者の関心が薄れつつあるため、毎年志望者は減少しているものの、イさんは今年も第4期新入生を選抜する。今月末までに履歴書と200字原稿用紙100枚分量の自己紹介書を提出すれば、審査と面接を通じて5人前後を選抜する。
イさんは「今までは蓄積された人文学的な素養を基準に選抜したので、名門大学の卒業生に片寄った面があった。今年は自己表現力などの文学的な才能部分に主眼を置く計画だ」と語った。
お問い合わせ 031ー636ー8861まで。