ソウル大は外国人教授を大量に採用し、新規採用にあたって外国語講義能力を審査する方針を固めた。
ソウル大は大学の研究風土の強化と国際化を促進するために、今年から10年間で外国人専任教授を全教授数の10%程の150人前後まで採用することにし、外国人教授を採用するための基金を準備することにした。
ソウル大の関係者は20日、「研究業績が優れている学者や国際的な賞を受賞した学者、学問的業績が卓越した外国の教授を専任教授として採用することにした」とし、「今年まず5人を採用し、基金が準備でき次第、採用規模を拡大する予定」だと明らかにした。
同関係者は「国立大の特性上、外国人教授の給与を国内の教授より多くすることはできないため、別途の基金を準備して外国人教授を採用する」とし、「韓国人の学者でも優れた業績があれば他の教授より多い給与を払って招へいする予定」だとした。
ソウル大はこれまで外国籍を持つ韓国系の教授は2人いたが、純粋な外国人の専任教授は一人もいなかった。
ソウル大はまた、教授の採用時に外国語での講義能力を審査項目に追加し、再任用や昇進にあたって研究業績を審査するなどして研究活動の活性化を促し、教授任用審査で当事者が異議を申し立てた場合に再審請求を受け入れる「教授任用再審査制」を導入する方針だ。
河俊宇(ハ・ジュンウ)記者 hawoo@donga.com