世界各国の政治・経済・文化界の指導者と企業トップ、 国際機関の代表らが集まり、世界的懸案を話し合う世界経済フォーラム(WEF=World Economic Forum)の2001年年次総会が、グローバル時代の持続的な成長と格差の解消をテーマに、25〜30日までスイスの保養地であるダボス(Davos)で開催される。
ダボス会議の閉鎖性と新自由主義的な傾向への批判が非政府機構(NGO)などからあったため、 今回の総会では経済、知識、保健、情報通信技術へのアクセスなど、各部門における国家および階層間の不満などを緩和する問題を本格的に話し合う予定である。
さらに、世界化が世界各地域に及ぼす影響および経済成長の鈍化と次第に悪化しつつある日本の景気低迷にもかかわらず、地球村の経済成長を持続させる方策に関しても、細部の議題として話し合うことになっている。
総会にはオーストリア、ポーランド、ハンガリー、ユーゴ連邦、南アフリカ共和国、スイス、メキシコなど、約30国の首脳をはじめ、主要国の閣僚、大企業のトップ、世界貿易機関(WTO)・経済協力開発機構(OECD)・国際通貨基金(IMF)・世界銀行(IBRD)の代表、マスコミ、学界関係者など、3000人余りが出席する。
韓国では陳稔(チン・ニョム)財政経済相が政府代表として出席し、26日韓国経済説明会を開き、朝鮮半島の政治 ・経済展望に関する主題演説を行う。 さらに、△グローバル時代の望ましい国内経済政策の方向(26日)△世界化がアジア経済および企業に及ぼす影響(27日)をテーマとする会議に、 パネリストとして出席する。