ソウル警察庁機動捜査隊は21日、社債ブローカーと組んで、偽の預金証書を担保に銀行から数十億ウォンの貸し出し、横領をした畜産業協同組合清州(チョンジュ)支店のソン・ジェチュン支店長(36)を業務上横領及び、詐欺などの容疑で拘束し、ブローカーのチョン容疑者(31)ら3名を指名手配した。
警察によるとソン支店長は昨年6月、50億ウォン分の偽造預金証書を発行し、これをチョン容疑者へ渡しチョン容疑者が、この証書を利用してソウル瑞草(ソチョ)区盤浦(パンポ)洞にある銀行から45億ウォンを借りようとした。その後、25億ウォンを現金で引き出した疑いがあるというもの。
ソン支店長は現金で引き出した25億ウォン以外に、無記名の譲渡預金証書(CD)で受け取った20億ウォンを、社債市場で額面価格の15%を割り引いて現金に交換しようとしたが通報を受け、捜査に乗り出した警察に逮捕された。