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癌闘病隠し業務に全うした張基沢署長 死亡

癌闘病隠し業務に全うした張基沢署長 死亡

Posted January. 25, 2001 17:59,   

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去年10月、ソウルで開催された第3回アジアヨーロッパ首脳会議(ASEM)の際、癌を煩いながら与えられた業務を完璧に遂行したジャン・ギテク(張基沢・53)前江南(カンナム)警察署長が、ソウル江南区ヨンドンセブランス病院で24日、息を引きとった。

ジャン前署長は、去年6月に胃ガン末期という診断を受けながら、ASEM会議の警備警護責任者として、一時も席から離れることはできないとして、行事現場から離れず、会議最終日の10月21日、事務所で倒れた。その後、11月21日は待機命令が出された。

病院の霊安室を訪れた同僚の警官らは、「ジャン署長は抗癌物質の影響で髪の毛が殆んど抜け、食事もお粥しか食べられない状態でも笑顔を忘れなかった」「必ず癌を克服して現場に戻る、と話していた姿がいまでも目に鮮やかだ」とし、ジャンさんの死を名残惜しんだ。

長女のジュヨン(23・ソウル延世大学法学部3年)さんは、「父は家族と一緒に、ゆっくりと外食もできなかったことについていつも気がかりに思っていた。司法試験に合格すれば、一緒に登山に行こうって約束したのに・・・」と話す途中、涙を催した。

葬儀は28日午前10時、ソウル中区シンダン(新堂)地区ソウル警察庁機動団運動場でソウル警察庁長により執り行われる。



崔虎元(チェ・ホウォン)記者 bestiger@donga.com