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クレジットカード、家計融資市場を急速に蚕食

クレジットカード、家計融資市場を急速に蚕食

Posted January. 27, 2001 17:59,   

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昨年、クレジットカードの使用者は、カードで買い物をするよりも、キャッシングと融資のために使用していた事が明らかになった。これによって金融監督院は、クレジットカードのキャッシング利用限度を大幅に減らすか、キャッシングサービスの機能をなくす方案を検討中だ。

韓国銀行が27日に発表したところによると、2000年の1月から9月のクレジットカード利用増加額は、99年の年間増加額5兆4000億ウォンの2倍以上に及ぶ11兆2000億ウォンであることが分かった。部門別には、キャッシングの増加額が6兆7000億ウォンと最も大きな増額幅を見せ、カード融資も1兆6000億ウォン増加した。反面、購買額は2兆9000億ウォンの増加に留まった。

これによって家計融資市場でクレジットカードが占める比重は、99年末の5.4%から2000年9月末には9.3%に急増した。反面、保険会社はこの期間、16.1%から14.6%へ、信用金庫・信用協同組合・セマウル金庫・銀行信託などの貯蓄機関は36.8%から27.9%へと大きく減った。これは、クレジットカード会社が家計融資市場で、銀行保険などの営業基盤を急速に蚕食しているということだ。

韓国銀行のキム・ヒョンギ調査役は、「カード会社が簡単な融資手続きと攻撃的なマーケティングで家計融資市場を攻略している」とし、「カード使用額増加分の74%がキャッシングとカード融資増加額であり、信用購買というクレジットカードの用途が変質している」と述べた。



朴賢眞(パク・ヒョンジン)記者 witness@donga.com