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衝撃的な環境指数

Posted January. 28, 2001 17:36,   

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世界経済フォーラム(WEF)が発表した環境持続指数(ESI)で韓国が95位になったのは衝撃なことだ。調査対象122ヵ国のうち、所得水準では上位圏に含まれる韓国が、環境分野では下位22%水準だという低い評価を受けたからだ。ESIの調査でほとんどの国は、所得水準と環境水準がほぼ等しかった。

もちろん、95位という順位は、現在の韓国においての環境水準が世界122ヵ国のうち、95番目という意ではない。ESIを決定する22個の項目の中には、大気、水質、種多様性など物理的な環境要因の他、全般的な国民保健状態、科学技術水準、国際化と国際寄与度、民主化水準など社会・政治的な環境なども含まれているからだ。

ESIは環境的な側面でのライフスタイルの質を評価するため、新たに導入された概念だ。専門家らは、「ESIは、特定国家が環境の破壊及び侵害をもたらさず、成長を果たす客観的な基準となる点から、現在より未来に重点を置いた概念だ」と強調する。

したがって、韓国が今回の評価で下位圏に止まったのは、現在はもちろん未来の環境改善可能性も不透明であることを意味する。

今回の調査で韓国のESI指数を決定的に引き下げたのは、現在の環境水準ではなく、環境汚染を減少させる努力の不足だったとみられる。「大気汚染の減少」項目で韓国は−2.48を記録し、世界平均である−0.28に遠く及ばなかった。「水質汚染の減少」は−1.39(世界平均−0.06)、生態系破壊減少は−1.25(世界平均0.12)で低い評価を受けた。世界的な規模の基金参与度も−1.17となり、世界平均である0.26にも遠く及ばなかった。

しかし、科学技術水準は1.20であり、世界平均の0.08を上回った。



朴濟均(パク・チェギュン)記者 phark@donga.com