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大宇捜査、どうなるのか

Posted February. 02, 2001 21:27,   

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大宇(デウ)グループ分式決算に対する検察の捜査は、「仕上げ捜査」だと言える。金融監督院で 基本的な調査をした後、告発された事案を一つ一つ確認し、犯罪成立の可否と司法処理範囲等を定めたものである。従って、捜査によって新しく明かされた内容は別にない。

関心の焦点は、分式決算自体よりは外貨持ち出し及び、秘密資金造成の疑いに対する捜査と、金宇中(キム・ウジュン)前会長の帰国及び、司法処理の如何である。この部分に対する捜査が行われれば、この事件は単純な経営不祥事から、政経癒着と財閥の不祥事全般に対する捜査に拡大される可柏ォがあるからである。

検察も大宇系列社の資金関係の実務担当者を相手に、10兆ウォン以上と見られる秘密資金の造成と使用先を根強く追求し関連口座も追跡したと知らされている。このようにして大宇側が97、98年に海外事業に投資したと会計帳簿に記載した数兆ウォン台の金額中相当額が、海外現地事業場には投資されていないという事実が確認されたと報告されている。

しかし、大宇資金の鍵を握っているキ厶前会長が海外に滞在中である上に、海外口座に対する追跡が現実的に難しく、大きな成果は上げられないと卵zされる。この部分に対する捜査は、二日間に渡って残りの系列会社社長を拘束した後に、進行する見通しである。国内での秘密資金造成と使い道、横領等個人の不祥事が捜査対象になると卵zされる。

特に、97年以前のグループの実力者に対する捜査が本格化される模様。捜査関係者は、「キ厶前会長の核心側近と実力者は、97年以前の人物である」と言い、「彼らも充分に調べるつもりだ」と語った。

このようになれば、捜査は「仕上げ」のレベルを越えて新しい獲物を見付ける段階に差し入ったとも見てとれる。しかし、この捜査はあくまでも制限的に行われるだろう。捜査上の困難と共に、海外口座追跡時の外交問題、キ厶前会長側の反発等が卵zされる。その上、政官界ロビー疑惑に拡散されるのも負担になるからである。

検察は、今回の捜査で分式会計に荷担した会計士と司法処理対象に含めて注目を集めた。分式会計により、銀行で貸し出しを受けた不良企業の企業主が起訴され、最高裁判所で有罪判決を受けたことはあるが、会計士が起訴されたのは異例的のことである。

sooh@donga.com

▼金宇中氏の司法処理は?

金宇中前大宇グループ会長は法的にどうなるのか。

検察は大宇グループ系列社の前社長達を司法処理しながら、キ厶前会長が分式決算等不祥事の主役であるという事実を明確に言及した。彼らの拘束令状の冒頭に「金宇中と共謀し」という文句を省きはしなかった。

調査を受けた前役員も、「大宇会計分式の大筋は全てキ厶前会長が直接指示し、各系列社が言うことを聞かない場合、財務担当の役員を呼び立てて叱ったりもした」と陳述したと知られている。従って、キ厶前会長の身柄が確保される場合、この事件の総指揮者としての責任を免れない状況である。検察は、「家族と弁護人を通じてキ厶前会長と連絡を取り、帰国を促している」と語った。しかし、ほとんど期待はしていないようである。

sooh@donga.com

▼金氏は何処にいるのか

金宇中大宇会長は何処で何をしているのか。

大宇グループ前経営陣と会計士が検察に拘束され、関心の焦点はキ厶前会長の近況と捜査拡大可柏ォに集まっている。大宇グループの経営特性上、キ厶前会長を除いては責任所在を明確に出来ないからである。

キム前会長の動向と関連して色々な説が飛び交っている。イ・テヨン大宇インターナショナル社長は最近「キ厶前会長が、昨年10月スーダンに留まっているという報告を現地の支社から受けた」と公開したことがある。しかし、他の大宇の高位関係者は、「キ厶前会長と連絡を取れる人は、家族と側近の一部と言い、スーダンでなくヨーロッパに滞在中である」と話した。

キ厶前会長は99年10月、中国煙台自動車部品工場の竣工式に参席した後は、行方が分からなくなり事実上「逃避生活」をしている。