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[しどろもどろ]文化のイメージ

Posted February. 06, 2001 11:13,   

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数年前、フランスの文明批評家のギ・ャ泣}ンが韓国を訪れた。彼はある演説で、韓国の経済発展のためには何より文化的なイメージが重要だと強調した。「韓国経済の最大の弱点は、イメージが欠けていることだ。これからの世界市場では、製品の品質や価格などはそれほど重要にならない。米国、ドイツ、日本などは既に強力なイメージを穀zして商品を売っている。しかし、韓国の商品にはこれといったイメージが浮かばない。これから韓国も文化を強調する戦略を立てなければならない」。

▽最近、韓国の文化商品の輸出が増大するにつれ、韓国文化のイメージもそれに相応しく向上するのではないかという期待感が高まった。映画の場合、昨年の輸出総額は約700万ドル。「共同警備区域JSA」が200万ドル、「シュリ」が120万ドルでそれぞれ日本に輸出された。また、「燃ゆる月」(70万ドル)「テルミー・サムシング」(66万ドル)なども相当な実績を挙げている。歌謡の輸出も活発になり、中国内ではH.O.T.などの新世代の歌手を中心に韓国歌謡が旋風を巻き起こした。「星は我が胸に」などのドラマも中国、ベトナム、マレーシアに売られ、放送市場の開拓の誘い水になった。

▽今回は、公演「ナンタ(乱打)」が韓国の文化商品の輸出史上の最高額である400万ドルで米国に輸出されるという朗報だ。観客数を連携する場合、1000万ドルまでの輸入も可狽セと言われるため、ぜひそうなって欲しい。その上、林權澤(イム・クォンテク)監督の映画「春香傳(チュンヒャンジョン)」が、米国で好評を博し、今年のアカデミー外国語映画賞の有力な候補になった。もしかしたら、もう一度朗報があるかも知れない。専門家らは、海外市場で好評を博した作品ほど、韓国固有の経験や情緒がよく描かれているため、これが成功の要因になったと指摘した。

▽とはいえ、全体的に見ると、韓国の文化輸出は未だに不助ェだ。特に、美術、文学、音楽、舞踊、漫画などの分野は遅々として不振である。美術の場合、アートフェアへの参加、文学の場合は、翻訳事業を通じて海外への進出を図っているものの、まだ模索の段階に過ぎない。緻密かつ科学的な素材選択や、マーケッティング、人材の発掘・養成と海外広報、政府の実質的な支援などが欠かせない。文化のイメージは韓国の力になるからだ。



ャ刀Eヨンオン記者 youngeon@donga.com