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米国の核潜水艦、日本の実習船と衝突

Posted February. 11, 2001 21:27,   

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9日(金曜日)の午後(韓国時間土曜日午前)、アメリカ ハワイの沖合で、日本の水産高校の実習船とアメリカの核潜水艦が衝突し、9人が行方不明となり、12人が負傷するといった事故が発生した。

日本の宇和島水産高校所属の実習船愛媛丸号(499t級)はこの日、ハワイのオアフ島南の沖合18km地点で急に水面に浮上したアメリカの核潜水艦グリンビル号(6,080t)と衝突した。

この事故で実習船に乗っていた高校の実習生や船員ら35人の中で、26人(重軽症12人)は救助されたが、実習生4人を含めた9人は行方不明となった。実習船は水深550mまで沈んだ。

今回の事故は近隣の海域で訓練中だった核潜水艦が、周りに船舶があるかどうかを確認しないまま、急に水面に浮上したことが原因となっている。

アメリカは事故が発生したことを知るや、即刻遺憾の意を楓セし、徹底した調査をすることを約束した。アメリカのコーリン・パウエル国務長官は事故直後、日本の河野洋平外相に電話をかけ、謝罪の意を伝えると共に、ジョージ・W・ブッシュ米大統領の遺憾と哀悼の意を伝えた。

現在、事故の発生した海域では、アメリカの海岸警備隊と海軍所属の船舶および航空機が失踪者捜索作業を繰り広げているが、気象状態が悪く、作業は難航している。

アメリカの核潜水艦と日本の船舶の衝突事故は今回が2回目で、81年に日本の貨物船とアメリカの核潜水艦ジョージ・ワシントン号が日本の鹿児島県近海で衝突し、2人が死亡している。