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[社説]死の湖が残した教訓

Posted February. 12, 2001 11:13,   

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始華(シファ)湖という死の湖を作るのに8千3百億ウォンの国家落Zが浪費されたが、誰も責任を取る者はいない。ビジョンなき無理な開発と、政府政策調整機狽フマヒが大きな失敗を招いたという点で、始華湖は我々にいくつかの教訓を与えてくれている。

まず問いたいのが、2市1郡に及ぶ大規模開発事業が、どうして長期間にわたる緻密な国土開発計画として行われず、中東建設景気退潮で余った装備を活用するための方策として始まったのかという点だ。工団地域を流れる腐った水をせき止め、農業用貯水池を作ろうという卓上の計画に、どこからもブレーキがかからなかったということは、権威主義政権時代だったという点を考慮しても、到底理解しがたい話である。

始華湖は、政策失敗に韓国的政・財界癒着が絡んだ国土環境破壊だった。韓国にはなぜか、景気の循環によって周期的に困難に陥った建設会社を救うための工事が多い。国土環境に多大な影響を与える大規模開発が、建設景気浮揚という名分で決定が下されることを見ても、環境、人口、交通、上下水道等の総合的な検討は、当然のように後回しにされるしかない。

全斗煥(チョン・ドゥファン)政権以後の歴代政府も、環境専門家の異議提起に根本的な再検討をせず、その場しのぎの政策で一貫し、堤防作り工事を継続したという点で責任は免れられないであろう。結局、始華湖のおびただしい数の魚が死に、仁川(インチョン)、安山(アンサン)等、始華湖一帯の住民が悪臭と頭痛を訴えて初めて、事の重大さを感じたのだろうが、一度破壊された環境を元に戻すことはできなかった。

97年から始華湖の排水閘門を開き、海水で汚染を浄化しようと努力はしてきたが、最終決定を3年も先伸ばしにしたのは、非難の世論と責任から免れようとするための術策だったのだろう。始華湖を海水湖として維持していくという環境省の始華湖対策発浮焉A失望以外の何物でもない。歴代政府の過ちを真摯に反省し、教訓を得ようという謙虚な姿勢はどこにも見られず、落Zの無駄使いと政策失敗を隠すための逃げ口だけが用意してある。「海水湖になったとしても、海岸線を101㎞短縮し陸地化した7島の住民5千人余りに、交通の便宜を計った」とか、「埋め立て地の高さを低くして山林破壊面積を減らすことができた」という弁明に至ってはあきれるばかりである。

第2の始華湖の懸念が提起されている全羅北道(チョルラブクト)セマングム干拓事業も、現在防波堤の長さ全33㎞のうち、工程は60%を超えたが、始華湖の轍を踏まないために徹底した淡水湖水質改善対策が立てられなければならないだろう。セマングム事業は規模が始華湖の何倍にもなるため、環境的考慮を怠れば、西海(ャw)が取り返しのつかない環境破壊に見舞われる事になるだろう。

今回の始華湖が我々に与える教訓は、国土環境に及ぼす影響が大きく、大規模開発事業であればあるほど、合理的且つ透明で、そして何よりも持続可狽ネ開発になるようにしなければならないという点だ。