韓国と北朝鮮をつなぐ京義(ャEルーシンウィジュ《新義州》)線道路の工事により、南北軍事境界線である非武装地帯(DMZ)の生態界が東西に断絶されるとの問題が持ち上がったことから、動物が東と西を自由に通れるように、橋と動物移動通路などが設置される見通しだ。これにより、道路の地下と陸橋を動物が通れるようになる。政府は14日、9月に完工嵐閧ナある京義線の連結道路(京畿道坡州(パジュ)地域の統一大橋〜長湍(ジャンダン)地域の5.1キロの往復4車線)の生態界の保全計画を確定した、と明らかにした。現在、用地造成の仕上げ段階に入った民間人統制線地域(3.3キロ)には、生物の棲息空間の保護に向けて、420m区間が橋梁に建設される嵐閨Bなお、動物の移動通路は総17ヵ所に設置される。
3月に地雷除去作業が始まるDMZ(1.8キロ)には、大型の動物が移動するように生態トンネル(140m)を設置し、トンネルの屋根を周辺の棲息環境に同じように飾る計画だ。また、湿地保全のため、アーチ形の橋梁(300m)と中小形の野生動物が通れるようにする通路が8ヵ所に設置される。しかし、グボン地区の生態トンネルの60m区間は、今の所屋根は設置しないことにした。京義線の鉄道に関連して生態界の保全案は、まだ確定されず、陸橋型の動物移動通路が有力視されている模様。陸橋型の動物移動通路が設置される場合には、道路の地下にある動物移動通路とつなぐ計画だ。DMZは鶴、ニシキヘビなどの目新しい生物と水生植物の宝庫となっており、環境保全の必要性が取り上げられてきた。政府は年内に国連教育科学文化機?UNESCO)にDMZを「接境生物圏の保全地域」として指定するよう要請する方針だ。