米国に続いてヨーロッパでも、インターネット・ファイルの無料ダウンロードへの規制が強化されつつある。
ヨーロッパ議会は14日、個人がインターネットを通じてオ[ディオやビデオファイルを無料でダウンロードすることを厳しく制限するインターネット著作権の強化法案を承認した。
同法案は、個人がオーディオやビデオファイルを無料でダウンロードすることを制限する事は勿論のこと、著作権者が無料ダウンロードを防止するためにファイルに暗号を使用することを許容している。
法案が発効する場合、12日米国で音楽ファイルの無料配布に対して不法との判決が下されたナップスターのようなウェブサイトは、欧州連合(EU)では運営できなくなる。
しかし、法案は、教育機関、博物館、図書館などの公共機関が公益を目的にオーディオやビデオファイルを無料でダウンロードする事は許容している。
法案は、個人が商業的な目的で大量で無料ダウンロードをすることは禁止する一方、知り合いや友人などの制限された範囲内で他人と共有する場合、「適切な保証金」を支払って音楽やビデオファイルをダウンロードできるように許容した。
法案は、インターネットを通じて映画を見たり、音楽を聞いたりする「ストリーミング」方式に対しては、著作権料を支払う必要がないと許容した。
インターネット著作権の強化法案はEU理事会の承認と、15会員国議会の批准を受け次第に発効する嵐閧セ。
専門家は、2002年8月頃からヨーロッパでファイルの無料ダウンロードが厳しく制限されると見通した。
法案の作成を主導したイタリアのエンリコ・ボチェリ議員は「著作権物の不法コピー時代は終わった」と語った。
全世界の1400社余りの音楽CD・ビデオ製作会社を代浮キる国際音盤産業連合(IFPC)のゼイ・バーマン会長は「新法案はインターネットを通じて多様な音楽とビデオを経験しようとする一般の人々の欲求と著作権の保護に乗り出した音盤業界の利益を比較的に公正に収束した」と評価した。
チョン・ミギョン記者 mickey@donga.com