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映画「天使の夢」−前世体験を描いたSFもの

映画「天使の夢」−前世体験を描いたSFもの

Posted February. 16, 2001 19:13,   

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特殊戦闘団員であるャ踏ジン(黎明 リン・ミン)は、前世体験について開発したチャン博士の実験に参加するよう指示を受けるが、前世体験の中で出会、、失踪したチャン博士の娘ナムホン(パク・ウネ)は、ャ踏ジンの夢の中の女性と同一人物だった。ャ踏ジンの前世体験の結果、前世空間「ディルム−ン」で、ナム・ホンとャ踏ジンは身分を越えて愛し合う王女と天使だったのだ。一方ディルム−ンの女天使ショショ(イ・ナヨン)は、同僚のマーティン(キム・ジム)に片思いしている。ある日、かつて追放されたパクスト族の侵略でディルムンは危機に瀕していた。

純制作費28億ウォンをかけた「天使の夢」は、香港スターの黎明を主役とするSFアクション映画。編集に荒さは目立つものの、複雑なストーリーをつじつまが合うよう配置しようと努力した痕跡はうかがわれる。アクション場面と特殊効果もなかなか見物だ。

しかし演技と全般的な演出はもどかしいくらいにずさんだ。黎明のセリフは声優によるダビングで、複雑な設定を長々とした説明で解決しようとするチャン博士の演技は、台本をそのまま読んだ程度の水準。ナムホンとャ踏ジンがきらめく星をともに見つめる場面一つで、永遠の愛を説明している点も失笑を誘う。

ディルム−ンは、古代を映像化した前世であるにもかかわらず、王女はクローゼットのあるホテルの部屋で眠り、元老たちが集まる円卓会議場には現代式の食卓と椅子が置かれている。あまりにも誠意に乏しく、観客が理解に苦しむ内容だ。監督はパク・ヒジュン。12歳以上鑑賞可。