19日(月曜日)の夜と20日の朝、中部地方を急襲した深い霧のために韓国のアウトバーンと呼ばれる自由路で類がない100重連鎖追突事故が発生した。20日(火曜日)午前7時から30分の間に京畿(キョンギ)道高陽(コヤン)市一山(イルサン)区自由路チャンハンIC〜イサンポIC区間の上下線5カ所とパジュ(坡州)市の区間で、車両100台余が連鎖追突し、出勤時の交通渋滞を招いた。これにより一山新都市から金浦(キンポ)に至る自由路6㎞の上下線が3時間完全にマヒし、自由路とつながっている一山新都市周辺道路も非常に込み合った。80台余りが追突したコヤン市区間では3名が重症で、20名余りが軽傷を負い、付近の病院で治療を受けた。
一山区間での事故の30分後にはパジュ市キョハ面山南里(サンナムリ)の山南公園前の自由路上下線でも大型トレーラー11台など、車両28台が連鎖的に追突するなど、この日出勤時の自由路では合計100台余りの車両が衝突した。この日の事故は19日夜からコヤン、金浦、仁川など首都圏の西部地域で可視距離が10mにも満たない深い霧が立ち込めたうえ、早朝の気温が落ち、溶けた雪が再び凍ったため、道路がアイスバーンに化したために起ったもの。特に事故発生地点とつながっている周辺道路には、事故を知らせる表示板も設置されておらず、このため、事故を知らずに立て続けに入り込んでくる車により、交通渋滞はさらに悪化した。
パク・ジョンギュ、イ・ドンヨン記者 jyw11@donga.com