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国際麻薬組織7グループ摘発

Posted February. 21, 2001 18:47,   

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韓国が、中国、東南アジア、アフリカと日本をつなぐ麻薬流通の中間流通地の役割をしていることが明らかになった。ソウル地検は20日、昨年8月から12月までの間、国際的な麻薬組織7グループ195名を摘発、このうち168名を逮捕、起訴し、ヒロポン、大麻等麻薬類55㎏(時価280億ウォン相当)を押収したと発表した。これは60万人が一度に投薬できる量だ。国際密輸組織は大部分、中国、タイ、フィリピン、南アフリカ等で安く仕入れた麻薬類を密搬入して国内に流通させたり、全量を再び日本に搬出していたことが明らかになった。

昨年10月、ザンビア人のレオナード容疑者(33)とモザンビーク人のペニアス容疑者(31)は、ソウルの梨泰院(イテウォン)で大麻3.3㎏が入ったスーツケースを国際特急郵便で日本に送ろうとして摘発された。二人はこの大麻を東南アジアで仕入れ、国際特急郵便で国内に発送した後、入国してこれを受け取って再び日本に送ろうとしたと検察は発表した。各国の税関間では、できるだけ早く荷物を伝達するという協定が結ばれており、検索過程が簡素化した国際特急郵便の特徴が密輸組織によって悪用された事例だ。

昨年7月、国内のある自営業者が中国で購入したヒロポン3㎏を、円筒形のシリコン容器に隠して金浦(キムポ)空港から密搬入した後、日本の暴力団組識に渡そうとして摘発された。その自営業者は暴力団組識から購入資金として500万円を受け取った容疑がかけられていると検察は語った。

検察は、昨年1月から6月までに摘発した麻薬類事犯の総計が5019名で、99年同期間に比べ、5.8%増加したと明らかにした。特に女性の麻薬事犯が95年の323名から99年の1570名へと増え、麻薬事犯全体の中での比率も、同期間11.7%から21.0%へと増加したことが明らかになった。検察はまた、昨年外国人の麻薬類供給事犯が99年に比べ、2倍程度増えたと語った。



李明鍵(イ・ミョンゴン)記者 gun43@donga.com