公正取引委員会は軍に納品する燃料をめぐる入札の際、SK、LGカルテクス、Sオイル、現代精油、仁川(インチョン)精油の精油5社が、不法な談合行為をしていた事実を摘発し、合わせて1901億ウォンの罰金を課していたが、これを690億に引下げることに決定した。
公正取引委員会は22日、「『軍に納品する燃料、談合入札者に対する罰金の調整』という資料をまとめ、これら精油会社が提出した異議申請を受け入れ、このように決定した」と明らかにした。公委関係者は「精油会社の幹部6名とLGカルテクス精油、Sオイルの精油2社を先月、検察庁に追加で告発したため、罰金を削ることにした」と述べた。
公正委は昨年10月17日、原審決定の際、告発しなかったLGカルテクスとSオイルを追加で告発したうえ、精油5社の幹部6名も告発したことから、これらの会社に課せた罰金の金額をこれまで3年間の入札契約金額の5%から2.5〜4%に下げると説明した。刑事処罰を前提とした告発措置をする代わり、資産上の負担を減らすとのこと。なお、いまは経済が難航しており、精油会社の現実的な負担能力なども考慮したのこと。SKと現代精油、仁川精油に対する罰金は475億から285億ウォン、LGカルテクス精油、Sオイルは238億から178億に調整された。
崔永海(チェ・ヨンヘ)記者 moneychoi@donga.com