ウラジミール・プーチン・ロシア大統領が、当初の予定より一日早い月曜日に韓国を国賓訪問すると、朴・ジュンヨン大統領公報首席秘書官が25日(日)に発表した。プーチン大統領は、28日までの2泊3日の訪韓期間中に、ハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン)総裁とも会談する。パク首席秘書官は「プーチン大統領は当初の火曜日の早朝にソウルに到着する計画を、月曜日の午後10時の到着に変更した。これによって訪韓日程が3日間に延びた」とし、「これはロシア側が今回の訪韓を重視し、火曜日の韓ロ首脳会談のための十分な準備をするためではないか」と述べた。
朴・ジュンヨン首席秘書官は「プーチン大統領は水曜日に予定されていたサムスン電子視察のスケジュールをキャンセルする代わりに、ハンナラ党の李総裁と会談することになるだろう」とし、「プーチン大統領と李総裁の会談は、ハンナラ党の要請により、韓国政府がロシア側とこれに対する日程を協議して設けたものと聞いている」と付け加えた。プーチン大統領は訪韓二日目の27日(火)午後に、金大統領と単独及び拡大首脳会談を開き、両国間の主要懸案について協議する。プーチン大統領は水曜日に国会を訪問し、演説した後李総裁と会談する予定。
金大統領とプーチン大統領は首脳会談で、90年の韓ロ修好以来両国関係の進展状況を全般的に評価し、未来志向的な関係発展について議論する一方、最近の南北朝鮮関係の進展をはじめとする朝鮮半島及び東北アジア情勢全般についても意見を交わす。プーチン大統領の今回の訪韓は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)金正日(キム・ジョンイル)総書記の4月に予定されているロシア訪問と、続くソウル訪問を控えての実現という点で、南北和解協力にも追い風となるものと思われる。
尹承模(ユン・スンモ)記者 ysmo@donga.com