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韓ロ首脳、朝鮮半島の平和協力で合意

Posted February. 27, 2001 19:35,   

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金大中(キム・デジュン)韓国大統領とプーチン・ロシア大統領は27日、韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の関係進展によって、朝鮮半島の平和定着と南北朝鮮とロシアとの「三角協力」など、地域経済の活性化にも寄与することで意見を一つにし、これに向けて共同で協力していく方針だ。金大統領とプーチン大統領はこの他にも、朝鮮半島におけるミサイル開発や輸出、配置についての問題が、関連諸国との持続的な対話を通じて、早期に解決しなければならないということで合意し、これに向けて努力していくことにした。

両国首脳はこの日午後、青瓦台(チョンワデ・大統領官邸)で首脳会談を行ない、こうした内容を柱とする7項目の共同声明を採択、記者会見で共同発表した。これを受けて、4月、ロシアを訪問する予定の北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記のソウル訪問など、今後の南北関係の進展過程はもちろん、北朝鮮の核やミサイル問題を解決する上でもロシア側が積極的な役割を担うものと期待されている。

会談で金大統領は、朝鮮半島の平和と安定に向けてロシアの建設的な役割と寄与を肯定的に評価し、プーチン大統領は韓国政府の対北朝鮮政策に対する支持を表明した後、朝鮮半島の平和定着に向けて今後も努力するとの意志を明らかにした。とりわけ両首脳は、「南北関係の肯定的な進展が、エネルギー及び資源分野の事業、ならびに朝鮮半島縦断鉄道(TKR)とシベリア横断鉄道(TSR)の連結事業、ロシアと韓国、関係諸国が携わる協力事業を履行する上で、厚意的な雰囲気をつくっている」と意見を一つにし、これに向けて協力を続けることで合意した。

両国は、東北アジア諸国の物動量を増進させるため、「交通協力委員会」を設置し、韓ロ経済科学技術協力の共同委員会に韓ロ極東シベリア分科委員会を設置、ナホトカ工業団地の早期建設及びイルクーツク・ガス田開発事業を本格化させることにした。

首脳会談の後行われた共同記者会見で金大統領は、「プーチン大統領は、朝鮮半島の緊張緩和と交流協力に向けて、ロシアの建設的な役割と寄与を約束した」とし、「工業団地建設とガス田の開発事業など、エネルギーの協力とロシア水域内の韓国漁船の安定的な操業保障など、両国間の協力を今後も強化していくことで合意した」と明らかにした。プーチン大統領は、金大統領に「都合の良い時期」にロシアを訪問するよう招待し、金大統領はこれを受け入れた。