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仁川空港 総合運営試験

Posted February. 28, 2001 13:13,   

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「主演:航空会社、助演:関税庁・検疫所などの常駐機関、制作:インチョン(仁川)国際空港公社」3月29日に開港するインチョン国際空港の実際の作動状況を仮想した「総合試験運営」テストが、27日にヨンジョン(永宗)島の現場で同時並行して行われた。韓国航空史上最大規模で行われたこの日のテストは、1万5000人余りのボランティアや航空機、大型バス、手荷物などの大道具や小道具が使われ、まるでハリウッドのブロックバスター映画を撮影しているかのようだった。

▽シナリオ

午後12時15分。35分前にキムポ(金浦)空港を出発したアシアナ航空B767便(OZ891)がインチョン空港第2滑走路に滑るようにランディングした。旅客機に乗っていた仮想乗客35人は9番ゲートを通って旅客ターミナルに入り、税関検索台で入国手続きを済ませた。空港にいた1万5000人のボランティアは出国者(3400人)、入国者(1600人)、送迎者(1万人)に分かれ、出入国手続きをしながらターミナル内の各種施設を利用した。免税店や書店なども臨時オープンし、仮想乗客を迎えた。また、乗客を感知して作動する「自動歩道」や未来型「ヌードエレベーター」にも電源が入り、252のチェックインカウンターにもユニフォームを着た航空会社の職員が並ぶなど、実際の状況を彷彿させた。

▽実際と同じ状況

出演は出入国事務所の職員100人、税関員93人、検疫担当12人などの助演500人とエキストラ1万5000人など、延べ1万5500余人に上った。うち、乗客として出演したエキストラたちはソウル、インチョン、キョンギ(京畿)地域の学校、教会、老人会、アパート婦人会などから支援してきたボランティアたち。彼らは製作会社側が数ヶ月前からインターネットで募集した人々で、交通費や昼食代、簡単な記念品を支給され現場に駆けつけた。「小道具」も大韓航空とアシアナ航空がそれぞれ提供したB777−300機とB767機、大型バス、手荷物5000余りが準備された。

▽NGカット

この日のテストで「NG(問題点)」が最も多く発生したところは出国する乗客が荷物を預けるチェックインカウンター。荷物一つに最大8分までかかった。数秒にすぎないキムポ空港に比べて時間がかかりすぎるので、一部の乗客は荷物を放り出して入国場に向かったりもした。大韓航空搭乗手続きチームは、「荷物の移動のスピードがあまりにも遅く、実際に開港されたら、乗客の苦情が殺到しそうだ」と心配を隠さなかった。分かり難い表示板も問題点と指摘された。お手洗いやファーストフード店を見つけられなかったエキストラたちが列から離れ、乗客の流れがまちまちだった。

ボランティアの一人は、「表示板の数は多いが、ひどく複雑で道に迷った」としながら、「一刻でも早く表示板を整備すべきだ」と指摘した。



ソ¥ン・ジンフップ記者 jinhup@donga.com