大韓薬剤師会は、5日から一般医薬品をばら売りするなど、医薬分業に対する不服従運動に入ることにした。政府は、こうした薬剤師会の運動方針を撤回させるため説得する一方、違法事例を調査する方針だ。
薬剤師会は4日、政府果川(クァチョン)庁舎の前で、薬剤師約7千名が参加した中、薬事法不服従決議大会を行い、5日から患者の要求によって、医薬品をばら売りする計画を明らかにした。一般医薬品を一錠ずつ販売することは、法では禁止されている。
薬剤師らは、医薬品別個販売禁止規定の不当性と、注射剤の誤濫用の弊害を広報しており、1千万名の署名運動を開いた後、注射剤が分業で除外される場合、閉業するか、処方箋なしに患者に専門医薬品を売るなど、不服従運動の度合いを強める方針だ。しかし、薬剤師会の別個販売の指針に対し、当事者である薬剤師らの反応が良くないため、一部の薬局で一般医薬品のばら売りが強行される可能性もある。
薬事法によると、薬剤師が一般医薬品を1個単位で販売し摘発された場合、15日間の営業停止の処分を、2〜3回摘発された時は、それぞれ1ヶ月間営業停止と資格の取り消し処分を受ける。
宋相根(ソ¥ン・サングン)記者 songmoon@donga.com