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閣僚会談延期 ブッシュ関連あるのか

Posted March. 14, 2001 13:05,   

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第5次南北閣僚級会談が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の一方的な通報で見送られ、その背景を巡って様々な推測と分析が出回っている。しかし北朝鮮は「あらゆる点を考慮し、参加しない」と知らせてきただけで、その真意を見抜くことは難しい。

政府は北朝鮮の態度の分析に余念がない。しかしながら政府当局者らは、北朝鮮が韓米首脳会談の結果に不満を感じたため会談を見送ったいう一部の分析については、「直接的な関連はない」と一蹴した。政府当局者は「今までの例からして、北朝鮮が会談の結果に不満を持っているなら、我々がそれを感知できるくらいの強硬な表現を使ったはずだ」としている。

高官の一人は、「推測では閣僚級会談の北側団長であるジョン・クムジン(全今振)内閣惨事の健康状態が好ましくないという話がある」として個人的な事情による可能性を示した。

ほかの当局者は、「会談延期の理由を『あらゆる』といったあいまいな表現を用いた点からして、北朝鮮の内部事情による可能性を示唆する」としながら、「不満があったなら、12日午後、予定通り板門店で滞在日程を協議しただろうか」と反問した。

専門家らは韓米首脳会談の結果が北朝鮮の会談延期に相当たる影響を及ぼしたとみている。北朝鮮が自国に対する米国の強硬姿勢を確認したため、内部で交渉戦略を仕切り直すための時間が必要だったというのだ。同時に、北朝鮮を刺激するような米国の発言に対する不快感と韓国に対する不満を間接的に表わしたものとみている。

特に北朝鮮が、韓米首脳会談でキム・デジュン(金大中)大統領が南北関係より韓米同盟を必要以上に強調したと判断し、韓国が6・15共同宣言を実践する意志があるかどうかに疑問を抱いている可能性もあるとの分析だ。これは北朝鮮が13日、会談に参加しないと通報する直前ピョンヤン(平壌)放送を通じて「外勢排撃、民族共助」をとりわけ強調したことからも伺える。

これに関連し、統一研究院のジョン・ソンフン(全星勲)研究委員は、「北朝鮮としては韓米首脳会談後韓国や米国に対する内部の立場をまだ整理していないものとみられる」と分析した。サンジ(尚志)大学ソ・ドンマン(徐東晩)教授は、「もう少し時間をかけて韓国の状況変化を見極めるという立場ではないか」と述べた。

ほかの背景としては、今回の会談で北朝鮮のキム・ジョンイル(金正日)総書記のソウル訪問が本格的に論議されることに対する負担感のためだという解釈もある。

セジョン(世宗)研究所のイ・ジョンソク研究委員は、「あらゆる状況から見て、北朝鮮は今回の会談で南北首脳会談問題を協議するつもりがなかったのではないか。従って、次回の閣僚級会談で北朝鮮がこの問題を準備する可能性もある」と述べた。

その外にも北朝鮮としては今回の会談で得られることはあまりない反面、韓国が次々と要求してくると予想、現実的な判断をしたとも捉えられる。

北朝鮮が「共和国最大の課題」とみなす電力支援問題に対し韓国は「共同調査の後で支援するかを決定する」という原則を固執している上、ヒュンダイ(現代)のクムカン(金剛)山観光事業が足踏み状態であるなど韓国の景気低迷を考慮したという説明だ。