政府は16日(金)、イ・ハンドン(李漢東)総理主催でインチョン(仁川)国際空港の開港点検会議を開き、当初の予定通り今月29日の開港を最終確定し、高すぎると指摘されてきたインチョン空港バスの運賃と高速道路の通行料を大幅引き下げることにした。この日の会議でカン・ドンソク(姜東錫)インチョン国際空港公社社長は昨年6月以降実施した各種のテスト運営結果を報告した後、「全般的に見て一部不備な点もあるが開港を延期するくらいの問題はなく、マスコミやドイツのコンサルティング会社DLiAが指摘した各種問題もほとんど補完が終わったか開港前には補完する計画」だと話した。
カン社長はまた、「今まで指摘された手荷物処理システム(BHS)の場合、今週水曜日(14日)に実際の状況と同じ条件でテストした結果、14のラインごとに1時間当たり597個まで処理され、設計基準(時間当たり600個)を満たし、分類の精度も99.8%に達した」と報告した。キム長官は一部で懸念されている。霧に関し、「今年2月ヨンジョンド(永宗島)で観測された濃霧は30年ぶりの大雪による異常気象という他ない」としながら、「過去10年間の統計から見てヨンジョンドで見られた濃霧の日数はキンポ(金浦)の半分水準で比較優位に立っており、よって国際空港として引け目がないと思われる」と説明した。
特にインチョン国際空港利用バスの運賃についてキム長官は、「間連業界は当初座席バス1万1千ウォン、リムジンバス1万8千ウォンを要求したが、座席バスは5500ウォン台、リムジンバスは1万1千ウォン台に引き下げるよう調整する」と述べた。同長官はまた、「インチョン国際空港に常駐する勤務者の交通費も座席バスは当初の3500ウォンから2千ウォン台に、リムジンバスは6千ウォンから3千ウォン台へと引き下げる。空車で運行するタクシーの高速道路通行料金も免除する計画」だと話した。