第46回世界卓球選手権大会に出場する韓国・朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の単一チームが、来月の8日に大阪で集合し、合同訓練を行う見通しだ。
キム・ハンギル(金漢吉)文化観光部長官の北朝鮮訪問時に合意した、卓球の南北単一チーム構成問題の実務事項を協議している大韓卓球協会は、北朝鮮側との了解事項のうち3週間の合同練習は予め難しいと判断、2週間に短縮する案を北朝鮮側に伝えていたことが22日明らかになった。
これに先立つ21日、大韓卓球協会定期代議員総会の席上で、単一チーム準備委員会のパク・トチョン委員長は、「1週間は人出の少ない場所で練習し、残りの1週間は大阪に入って戦術練習を行う予定」とし、2週間の練習計画を説明した。
大韓卓球協会は、選手団の構成と制服、ユニフォームなどの実務的作業を4月1日までに終えるのは難しいという判断から練習期間を短縮したという。これによって韓国・北朝鮮の選手団は、4月8日に大阪の関西空港で初めて会うことが有力視されている。
選手たちは空港で結団式と記者会見を行った後、コリアの旗を先頭に第1次合同練習場所に移動、9日から呼吸を合わせることになる。
また、16日頃には大会の開催地である大阪市に移り、現地適応練習を終えたあと、20日には宿舎であるミヤコホテルにチェックインし、開幕に備える。
第1次合同練習の場所は大会組織委員会が選定するが、和歌山県橋本市の県立体育館が有力な候補として目されている。