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売春婦らが悲惨な生活を公開

Posted March. 23, 2001 17:33,   

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売春婦らが23日、初めて記者会見を通して自分たちの悲惨な生活像を公開、関心を呼んでいる。先月14日、発生した釜山(プサン)市ワンウォル洞チェイル荘旅館火災事故で被害を被った売春婦ら4人は23日午前、「釜山女性の電話」事務室で記者会見を開き、社会各界の関心と援助を呼び掛けた。彼女たちは火災事故以後、自分達の現実の悲惨さに耐えかね勇気を出して記者会見を開いたと語った。

彼女たちはチェイル荘旅館で売春を行ない1回につき15万〜20万ウォンをもらい、1ヶ月平均700余万ウォンの収入をあげたということだ。しかし部屋代230万ウォン、食費30万ウォン、借金(平均1千万ウォン)に対する利子50万ウォン、清掃費20万ウォン、客の酒代30万ウォン、暖房費及び各種雑費30万ウォン等、毎月400〜500万ウォンを業主が控除するため、実際に手に入る金額は250万ウォンに過ぎない。

その上、頻繁に病気の治療をするため、その病院代と薬代が数十万ウォンずつかかる場合もあり、服代も馬鹿にならならず、純収入は150〜200万ウォン。辞めたくても業主(売春宿の主人)に借りた借金のために仕方なく売春を続けなければならない。

特に今回のように仕事が続けられない不祥事が起きたら、借金を返して無一文で路頭に迷うしかない。火傷を負った売春婦ら4人は治療さえ充分に受けられないでおり、他の10人以上は旅館で寝食を共にしているが、食べるものにも事欠いているということだ。ほとんどの売春婦らが業主から搾取されているが、法の死角地帯のため保護を受けられずにいると述べ、社会が関心を持ってくれることを切に願っていると訴えた。



石東彬(ソク・ドンビン)記者 mobidic@donga.com