史上初の宇宙ステーションであるミールが、23日(金)午後2時59分(以下、韓国時間)、大気圏に進入した後に完全に分解し、ニュージーランド北東側の南太平洋に墜落した。ロシア航空宇宙局管制センターはこの日、ミールの廃棄作業が順調に進んでおり残骸は海上に安全に落ちたとし、これでミールは15年間に及ぶ任務を厳粛に終えたと発表した。
ミールの残骸は強い摩擦熱を受けてほとんどが焼失し、20〜27t、1500個以上と思われる破片は、南緯44.4度、西経150度を中心に、幅200㎞、長さ6000㎞の南太平洋の海上に飛散したと外信は伝えた。フィジーのナンディーに派遣されたCNNの特派員は、ミールの残骸が墜落直前に、南太平洋の上空に長い、オレンジ色の尾を引きながら飛び去る光景が目撃されたと伝え、また大きく飛び散るたくさんの光る残骸が、1分30秒間の信じられないショーを見せてくれたと伝えた。
權基太(クォン・ギテ)記者 kkt@donga.com