北朝鮮、日本教科書歪曲を非難

朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）の外務省は、日本の歴史教科書検定通過に関連し、日本当局に対して歴史歪曲と美化をすぐに中止するよう要求した。

外務省スポークスマンは7日、朝鮮中央放送とピョンヤン（平壌）放送を通じて発表した声明の中で、「我々は自己の過去の罪行に対する謝罪と反省、責任を最後まで回避し、後世に間違った歴史観を注入しようとする日本当局の傲慢無礼な振る舞いを、強く糾弾する」と述べた。

同スポークスマンは続いて「このような歴史観と考え方を持つ日本当局が、果たして朝日関係を正常化する意志があるのか疑わざるをえない」とし、「歴史というものは、歪曲したからといって、変わったり隠せる物ではない」と指摘した。

一方この日、ピョンヤン放送は日本の歴史歪曲に対し「国際社会の正義と道徳に甚だしく外れる極めて卑劣な政治的いかさま行為であり、軍国主義的妄動」とし、「歴史否定は破滅への道」と警告している。

河泰元（ハ・テウォン）記者 scooop@donga.com