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南北関係 小康状態長期化か

Posted April. 09, 2001 17:31,   

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ジョージ・W・ブッシュ米大統領の就任以降、朝米関係が急速に冷え込む中、予定されていた各種会談が無期限に延期になっている南北関係の小康状態も長引く兆候を見せている。

これに伴い、政府が今年上半期に希望している金正日総書記のソウル訪問と、第二次南北首脳会談の開催の可能性も低くなりつつある。政府の高位当局者は9日(月)、「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の内部行事が4月中に集中しているうえに、朝鮮半島に大きな影響を及ぼす米中の航空機衝突事故まで重なり、南北接触のきっかけをつかみにくくなっている」と述べた。この当局者は「政府は多角的に対北接触を模索していくが、5月になれば南北関係に変化があるのではないかと期待している」と付け加えた。

これに関連し、在日本朝鮮人総連合会(総連)の機関紙『朝鮮新報』は、日曜付けのインターネット版で「強硬路線に旋回した米国の策動で、朝米関係は朝米共同声明以前に戻った」とし「その影響は北南関係にも及び、閣僚級会談、赤十字会談が中止になった」と発表した。北朝鮮が先月の13日以来、第5次南北閣僚級会談の無期限延期、世界卓球大会合同チームの拒否、第4次赤十字会談の延期などの事態について、明白な理由を明らかにしていない中、朝鮮総連の機関紙が朝米関係の悪化が原因で各種南北対話と接触が中止になっていると発表したのは、初めてのことだ。

北朝鮮は今月15日の故金日成(キム・イルソン)主席の生誕行事に続き、17、18日頃に金正日総書記のロシア訪問、そして5月初めのスウェーデンのペーション首相を団長とするEU代表団の平壌(ピョンヤン)訪問など、5月初めまで各種行事を予定している。